-CIREIしれい- は2023年7月、兵庫県北部の山間地にあるこの場所からはじまりました。

あちこちに季節の花や草木が息づき鳥や虫たちの声がよく響くところです。からだ全体で季節のうつろいを感じながら、目に見えないものの気配や地域のひとたちのあたたかさに包まれていつも守られている感覚になりました。ご近所さんからいつも季節の美味しいものが届きました。

この地で私は絹糸の元となる蚕さんの育て方を教わりました。暑くないように、寒くないように、赤ちゃんを育てるのとおなじようにやさしく丁寧にと。たまごから約1ヶ月かけて蚕さんはふわふわ美しい繭を完成させます。

しれいの絹衣

繭から紡がれる一本の糸は、蚕さんを育てる工程からたくさんの職人の手を渡って布となり、最後は私たちの手で一針一針丁寧にお誂えしています。

かつて日本の衣も祖母から母へそして娘へと受け継がれてきたように、また次の形へも変えやすいよう、そして大切に育てられた蚕さんの布が少しも無駄になることのないようにお作りしています。

しれいの装身具

旅の途中で出逢った欠片や自然界からお分けいただくもの、時を経たものや現代のものなど、土地も時代もこえてひとつに繋いでいます。

しれいの絹布

そして2026年、織りがはじまるところ…

“しれいの絹衣ができるまで”